コンテンツ
黒酢(五穀)
〜元気の源をつくる黒酢でカラダも心もイキイキ〜
酢の酸味をつくっている有機酸がたっぷりの黒酢。 有機酸にはからだの元気の源になっているクエン酸回路の大切な原動力であるクエン酸が含まれています。 漢方では肝臓の疲れやイライラしている時に酸味のあるものを取ると、癒され元気になるとされています。
成分
有機酸・水溶性ビタミン・ミネラル。
作用
血圧降下・抗アレルギーなどの効果が認められています。
起源
日本で黒酢が作られ始めたのは200年ほど前。 鹿児島県福山町でできた「壷酢」が最初でした。一方、中国で黒酢といえば香醋。 中国は酢の消費量が世界第一で、調味料としてはもちろん、おかゆにかけたり、パオズにつけたりします。 ちなみに日本で黒酢が作られ始めた鹿児島県福山町は中国や琉球の産物が行きかう中継地点だったことから、多くの旅人や商人に好まれたのではないかといわれています。
民間療法の例
美人が多いといわれている奄美大島では、何百年も前から黒酢に鶏卵を漬け込み、卵酢として飲み、美容や健康、パワーの維持に役立てているそうです。
マメ知識
黒酢の始まりは、文政3年(1820年)頃。 薩摩商人・竹之下松兵衛が鹿児島湾の奥にある福山の地(水も気候も酢造りには最適地)で、「アマン」という呼び名の色のついた酢に出会い、好奇心を覚えて酢造りをはじめたことから。 「アマン」という名は、現在でも酢造りの工程や製造につかわれるカメ(アマンツボ)に残っているそうです。