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羅漢果
〜爽やかな自然の甘みが清々しい気分に導く〜
羅漢果はウリ科の植物で中国・桂林周辺に生育が限定される貴重な果実で「神果」ともいわれています。 中国においては、経験的に喉や肺を潤し、鎮咳作用があることが知られており、便秘解消の効果もあるとされています。
成分
テルペン系グリコシド・ミネラル分(ビタミンE、鉄、リン、マグネシウム、カルシウムなど)。
作用
抗酸化作用が主な効果といわれています。
起源
もともと野生であった羅漢果でしたが、いつの頃からか農家の園芸作物として栽培されるようになるものの、新中国の誕生の頃にはそれが衰退していったそうです。 しかしその後、再び中国政府の奨勧のもとに復興して農業の表舞台に登場し、今では主要な中国の輸出物産の一つとなりました。
民間療法の例
生の羅漢果のエキスを咳止めや喉が痛むときに飲むと和らぐといわれています。
マメ知識
香りが高く甘味が非常に強いために中国では古くからこれを乾燥させて料理の調味料、甘味飲料の原料として使うほか、生薬として珍重して「神果」とも呼び、国王は他国への持ち出しを禁じていたといいます。 「羅漢果」の文字は、仏教修行者の到着できる最高の境地である「阿羅漢果(あらかんか)」に由来するものであると考えられています。